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多目的イオン源 及 DART-MS専用加熱・昇温デバイス:バイオクロマト
2022/03/01
バイオクロマト社製、多目的イオン源 及び DART-MS専用加熱・昇温デバイスのご紹介。
バイオクロマト社:独自開発の多目的イオン源ChemZoに昇温加熱デバイスを組み合わせ、ダイレクトに測定する新しい材料分析システム
多目的イオン源ChemZoと組み合わせる昇温加熱デバイスはサンプルを室温より600℃まで加熱することが出来ます。熱脱着、熱分解にて気化した成分はChemZoによりイオン化され、各イオンはQTOFにて検出を行います。様々な材料の直接分析を可能と致します。
ChemZoの昇温加熱機構を用いる測定では、カラムによる分離は必要とせず、GC/MS分析における熱脱着からパイロライザーによる熱分解工程を僅か7分(昇温速度:100℃/min、開始1分は室温保持の条件)で測定することができます。
分析時間が早い | ||||
高分子中の揮発成分を分析する熱脱着法と、その後で残渣高分子の熱分解法を連続して行ういわゆるダブルショット法では2時間程度かかりますが、多目的イオン源ChemZoは、僅か7分で同様な測定を行うことが可能です。 | ||||
測定対象範囲が広い | ||||
熱分解GC/MSで対象となるのは、比較的低極性かつm/z 1000以下の成分となります。一方、多目的イオン源ChemZoでは、低~高極性かつm/z 2000以下までの成分が対象となります。また、GC/MSと異なり分離カラムやコールドスポットがないため、原理上GC/MSでは検出できない成分でも検出することが可能です。 | ||||
未知成分の同定が可能 | ||||
熱分解GC/MSでは、EI(Electron Ionization)によるイオン化のためフラグメンテーションが生じてしまい分子量関連イオンが検出されづらく、ライブラリーでヒットしないピークを同定することが非常に困難であります。一方、多目的イオン源ChemZoでは、ソフトなイオン化であり分子量関連イオンが検出されるため、TOF型、あるいはQ-TOF型などの高分解能MSを使用することで、未知ピークでも成分を同定することが可能です。 DART-MS用分析オプションデバイス DART-MS分析をサポートします
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